勝手に広告を表示するアドウェアの削除方法と3つの予防策

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勝手に表示される広告にウンザリ、ブラウザのホームページがいつもと違うページになっている、ブラウザに知らないツールバーが追加されている…これらの現象に心当たりはありませんか?

身に覚えのない現象が起きると「ウイルスに感染した?」と不安を感じてしまう方が多いと思いますが、こうした現象を引き起こしているのはアドウェアという広告表示ソフトです。ユーザーの意思に反して強制的に広告を表示するため不快に感じる人が多く、すぐにでも削除したいところです。

そんな時のために必要なアドウェアの基礎知識から最も手軽な削除方法、そして今後またアドウェアの被害に遭わないための予防策をまとめました。

1.アドウェアとは何か、何が問題なのか
・1-1.アドウェアとは
・1-2.アドウェアの迷惑被害
・1-3.アドウェアを放置していると起きること
・1-4.スマホを標的としたアドウェアの被害が拡大中
2.アドウェアを削除する方法
3.アドウェアを知らないうちにインストールしない3つの予防策
・3-1.フリーソフトなどをインストールする時はチェックを十分に
・3-2.怪しげなサイトからソフトをダウンロードしない
・3-3.頼んでもいない警告表示などは無視する
4.まとめ

1.アドウェアとは何か、何が問題なのか

1-1.アドウェアとは

アドウェアは広告を表示する機能を持つソフトウェアのことです。広告を意味するadvertisementと、ソフトウェアの「ウェア」をつなげた造語で、アルファベットではadwareと表記します。

これだけならそれほど迷惑な存在でもないのですが、問題はこうしたアドウェアの多くがユーザーの意思とは無関係にフリーソフトなどと同時にインストールされ、広告を強制的に表示したりすることです。ブラウザのホームページが変更されて広告に誘導するようなページになっていたりと、あの手この手で広告を表示しようとします。

シマンテックではウイルスなどを含むマルウェアのことをセキュリティ上の脅威と見なしていますが、アドウェアはどちらかというと邪魔なだけの存在なので、セキュリティ上の脅威ではなくリスクに分類しています。

ただし、アドウェアの中にはユーザーのサイト閲覧履歴などを通じて趣味・趣向に関する情報を収集するものがあります。こうした働きがやがて脅威に発展する可能性があるので、一般的な定義が曖昧ではあるものの一部のアドウェアは限りなくマルウェアに近い存在だと見なされることもあります。

以下の画像はシマンテックが提供しているアドウェアのリスク情報ページです。マルウェアほどではないにしても、頻繁にアドウェアが発見されていることがわかります。


シマンテック|スレットエクスプローラー

1-2.アドウェアの迷惑被害

アドウェアがインストールされた場合、以下のような迷惑被害が考えられます。

・ポップアップ広告が強制的に表示される

閲覧中のウインドウとは別のウインドウが勝手に開いて、そこに広告を強制的に表示します。広告の内容についてあまり品が良くないものも多いため、ポップアップが勝手に開くことに加えて不快感を抱くことになります。

・ホームページが変更される

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ホームページとは、ブラウザを起動した時に最初に表示されるページのことです。通常はGoogleやYahoo!などにしている人が多いと思いますが、これがアドウェアを仕掛けた側のページに変更されることがあります。

「Babylon Search」「Delta Search」「Hao123」などはどれも有名で、これらはいずれもアドウェアがインストールされたことによって設定されてしまったホームページです。

このようにホームページを改変するアドウェアのことをブラウザハイジャッカーともいいます。

・ブラウザにツールバーが追加される

GoogleやYahoo!などのツールバーは利用している人も多く導入すると何かと便利ですが、アドウェアの中にはブラウザにツールバーを組み込むタイプのものがあります。意図していないツールバーが増えることでブラウザの使い勝手が変わってしまい、そのサービスを利用するつもりもないのでとても迷惑で邪魔な存在です。

・怪しげな警告表示とともにソフト購入を求めてくる

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「ウイルスが検知されました」「スパイウェアが発見されました」などの警告メッセージを表示して、不安を煽って偽のセキュリティソフトを購入させるという詐欺まがいのアドウェアもあります。こうした偽セキュリティソフトを買ってしまうことの金銭的被害だけでなく、そこに入力したクレジットカード情報が盗み取られる可能性もあるので、とても悪質です。

1-3.アドウェアを放置していると起きること

アドウェアは広告を表示させることが第一目的なので、放置していると意図しない広告が表示され続けるのでとても不快です。ツールバーを追加するアドウェアの場合、後から他のアドウェアをインストールしてしまうとどんどんツールバーが増えてしまい、ブラウザの上部を占拠されて使いにくくなってしまいます。

また、アドウェアの中にはユーザーの情報を収集して送信するというスパイウェアのような働きをするものもあるため、放置しているとどんどん情報を送られてしまい、単なるリスクから脅威に発展するような事態も起きかねません。

やはり、アドウェアはなるべく早く削除してしまうべきです。

1-4.スマホを標的としたアドウェアの被害が拡大中

マルウェアの脅威がかねてから指摘されているAndroidでは、アドウェアについても悪質なものがあると警告が発せられています。誰でも知っているような人気アプリになりすまし、Google Playからのダウンロードを可能にしているため判別が難しく、しかもひとたびインストールしてしまうとセキュリティ上の穴を開けるだけでなく削除が事実上不可能になるという悪質さです。

こうした動きは今後も加速すると見られており、スマホユーザーも怪しげなサイトからアプリをダウンロードしない、そもそも怪しげなアプリをインストールしないことなど、アドウェアに対してセキュリティ意識を持つ必要が高まっています。

2.アドウェアを削除する方法

アドウェアという名前なので特別な存在に感じますが、その多くは普通のソフトと同じくインストールしたことによって組み込まれたものです。そのためアドウェアを削除するにはアンインストールするのが常道ですが、中には普通のアンインストールではうまく削除できないことがあります。

そこで使いたいのが、総合セキュリティソフトです。有名なセキュリティソフトの多くはアドウェア削除機能を持っているので、こうしたセキュリティソフトの無料体験版を使えば費用を掛けることなく削除することができます。

主なセキュリティソフトの無料体験版は、以下からダウンロード可能です。いずれの無料体験版もWindows / Mac / Android 版があるマルチプラットフォームソフトです。

ノートン セキュリティ

ウイルスバスタークラウド

カスペルスキー マルチプラットフォーム セキュリティ

マカフィー リブセーフ

3.アドウェアを知らないうちにインストールしない3つの予防策

3-1.フリーソフトなどをインストールする時はチェックを十分に

フリーソフトをインストールする時というのは、何か目的があって今すぐインストールして使いたいという場合が多いと思います。それゆえにインストールに対する意識が雑になってしまい、安易に「次へ」または「Next」などのボタンをクリックして先に進めているうちにアドウェアのインストールに同意してしまっているかも知れません。

「高速インストール」や「自動インストール」などのモードがある場合も同様で、こうしたモードにはアドウェアのインストールが含まれているかも知れないので、必ずカスタムインストールにして不必要なソフトまで一緒にインストールしないように確認してください。

実はアドウェアの接近手段として最も多いのは、このルートです。インストール時に注意するだけで防げるので、ぜひ実践してください。

3-2.怪しげなサイトからソフトをダウンロードしない

ソフトをダウンロードする際には、そのダウンロードサイトの信頼度にも注目しましょう。怪しげなサイトに転がっているソフトが危険であることは言うまでもないことで、アドウェアどころかさらに危険なウイルスなどのマルウェアが潜んでいるかも知れません。

たとえ有名なソフト、おなじみのソフトであっても怪しげなサイトからダウンロードすると、それがニセモノである可能性も否定できません。欲しいソフトは必ず、開発元の公式サイトや「ベクター」「窓の杜」など一定の信頼があるダウンロードサイトを利用してください。

スマホの場合はApp StoreやGoogle Playで検索するのが確実です。

3-3.頼んでもいない警告表示などは無視する

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「あなたのパソコンからスパイウェアが検出されました」という主旨の警告メッセージを表示して不安を煽ってきますが、これは偽の警告なので無視して構いません。クリックをして、そこで販売されているソフトを買ってしまうと二次的な被害が出てしまうので、間違ってクリックしてしまったとしてもその先に進まないようにしましょう。

セキュリティソフトを導入している場合、そのセキュリティソフト以外が勝手にウイルスやスパイウェアをスキャンすることはありません。このように頼んでもいないお節介な警告表示は、普通のバナー広告の場合もありますが、アドウェアの可能性も考えられるので注意が必要です。

4.まとめ

この記事をお読みになった方の多くは、アドウェアが引き起こしている現象に何らかの心当たりをお持ちだと思います。邪魔な広告や警告表示など、これらの不快な現象を引き起こしていたのはアドウェアだったのです。

アドウェアは脅威には分類されないものの、迷惑な存在で放置していると脅威に発展してしまうリスクがあります。この記事で解説した方法で、費用を掛けることなく削除してしまいましょう。そして、今後新たにアドウェアが入り込まないための心構えとセキュリティソフトによってガードを固めてください。

※記事内容の利用実施は、ご自身の責任のもとご判断いただくようお願い致します。

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