クラウドストレージまとめ|おすすめ個人向けサービス11選

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クラウドストレージとは

クラウドストレージのメリットは、ファイルをクラウド上に保存しておくことで、パソコンやスマートフォンなどからいつでもどこでもアクセスできること。そして、メールに添付できないような容量の大きいファイルを手軽に送れることです。バックアップにも有効ですし、仕事にも活用できます。

クラウドストレージには多くのサービスがあり、また変化しています。どのサービス選ぶべきか悩んでしまいますよね。

そこで、12種類のクラウドストレージサービスを取り上げ、それぞれのサービスの特長や価格、使い勝手などをまとめました。ぜひサービス選びの参考にしてください。

1:クラウドストレージサービスとは

クラウドストレージサービスとは、ファイルをクラウド上にあるデータセンターに保存するサービスです。インターネットを介してファイルのアップロードやダウンロードを行うため、ウェブブラウザだけでも利用でき、また自分のIDとパスワードによってログインすることで、パソコンだけでなくスマートフォンなどからアクセスすることも可能です。

1-1:バックアップ先として活用する

クラウドストレージサービスを活用することで、たとえば重要なファイルのバックアップ先として活用できます。会社のパソコンと自宅のパソコン、あるいは外出先からスマートフォンでファイルにアクセスして作業を続けることができます。仕事でなくても、容量の大きいデジタルカメラの画像の保存先として活用したり、スマートフォンのデータをバックアップすることにも活用できます。

1-2:大容量ファイルの送信に活用する

メールに添付できないような容量の大きいファイルを送りたいときには、クラウドストレージサービス上にあるファイルの場所(URL)を相手に伝えるだけで、相手に直接ダウンロードしてもらうことができます。

1-3:共有機能を仕事に活用する

さらに、クラウドストレージサービス上にフォルダを作成し、同じサービスを利用している相手と共有することもできます。たとえば数人でプロジェクトを進行しているときなどは、そのプロジェクト用の共有フォルダを作成し、プロジェクトのメンバーを共有設定すれば、メンバーの誰でも最新のファイルを参照することができます。

2:最新版! 個人向けクラウドストレージサービス11選

2014年10月現在のクラウドストレージサービスを11種類、ピックアップしました(ABC順)。これらを「いつも使っているサービスから利用したい」「専門のサービスを利用したい」「メモ代わりに利用したい」の目的別で3つに分けました。

クラウドストレージサービス一覧

クラウドストレージサービス一覧

2-1:いつも使っているサービスから利用したい

・おなじみGoogleのサービス「Googleドライブ」

GmailやAndroidスマートフォンなどで使用しているGoogleアカウントで利用できるクラウドストレージサービス。パソコンでは「Gmail」のようにファイルを操作でき、ファイルにチェックを付けることで簡単に共有やフォルダ移動、削除などが行えます。また、左側にあるメニューから共有アイテムや最近使用したアイテムなど表示を変更することもできます。

PDFファイルやマイクロソフト「Office」のファイルもGoogle独自のアプリで表示できることも特長となっています。Android OSを搭載するスマートフォンやタブレットでは、撮影した写真を自動的にGoogleドライブにアップロードすることも可能です。また、履歴機能があるので、更新されたファイルの以前の状態を復元できます。

Googleドライブ

Googleドライブ

無料サービス:15GB
有料サービス:100GB:月額1.99ドル、1TB:月額9.99ドル

・Yahoo! サービスとの相性もいい「Yahoo! ボックス」

以前の「Yahoo! ブリーフケース」をはじめとする複数のクラウドストレージサービスが統合されたもの。Yahoo! ボックスではあらかじめ写真や書類、共有などのフォルダが用意され、共有設定なども簡単に行うことができます。また、アップロードした写真から宅配プリントを依頼するなど、連携サービスが充実していることも特長です。

Yahoo! のアカウントを持っていれば、無料で5GBまで利用することができます。また、Yahoo!の有料会員サービス「Yahoo! プレミアム会員」であれば、50GBまで無料で利用できます。一般会員は月額690円、プレミアム会員は月額490円の追加でスマートフォンを対象に容量無制限で利用できるオプションも用意されています。なお、Yahoo! BBやワイモバイルに加入している場合は基本容量がさらに大きくなります。

Yahoo! ボックス

Yahoo! ボックス

無料サービス:5GB
有料サービス:+100GB:月額700円

・マイクロソフト「Office」が使える「OneDrive」

以前「SkyDrive」と呼ばれていたクラウドストレージサービス。最大の特長は「Office Online」との連携です。Office Onlineは、ウェブブラウザ用の「Office」と考えるといいでしょう。SkyDriveに保存した「Word」や「Excel」などのファイルを、そのままウェブブラウザ上で開き、通常のOfficeと同様に編集などの操作を行うことができます。

Windows、Mac、iOS、Android、Windows Phoneで利用できるため、会社のWindowsパソコンで作業していたOfficeファイルをSkyDriveに保存しておけば、iOSやAndroid、Windows Phoneといったスマートフォンなどで外出先から作業を続けることもできます。有料版は100GB(月額1.99ドル)から用意されています。

OneDrive

OneDrive

無料サービス:15GB
有料サービス:100GB:月額1.99ドル、200GB:月額3.99ドル、1TB:月額6.99ドル

・シンプルさと低価格が魅力の「Amazon cloud drive」

いつも利用しているAmazonのログイン情報で使えるクラウドストレージサービス。Windows、MacのパソコンからアップルのiOS、Androidを搭載するスマートデバイスから利用できるほか、Amzonが提供する電子書籍端末「Kindle Fire」でも利用できます。

パソコンではウェブブラウザからアクセスすることで、ファイルのドラッグ&ドロップでクラウドに保存できます。保存したファイルは共有することができます。機能はシンプルですが、サブとして使うには十分なサービスです。なお、アプリ名は「Amazon Cloud Drive Photos」になります。

Amazon cloud drive

Amazon cloud drive

無料サービス:5GB
有料サービス:20GB:年額800円、50GB:年額2,000円、100GB:年額4,000円、200GB:年額8,000円、500GB:年額20,000円、1TB:年額40,000円

・「iCloud Drive」の機能が充実するまでは「iCloud」がオススメ

アップルが提供する「iCloud」は、基本的にはMacやiPhone、iPadなどのデータをバックアップするためのクラウドストレージサービスです。iTunesの曲やiPhoneなどのデータを丸ごとバックアップしたり、紛失時にはiPhoneなどを探す機能も搭載されています。ただし、WindowsパソコンのiTunesからも利用できます。

アップルでは「iOS 8」のリリースに合わせて新機能「iCloud Drive」の提供を開始しました。これはiCloudとは異なり、ファイルの保存や共有など、一般的なクラウドストレージサービスの機能が提供されるのですが、現時点(10月末)では「iOS 7」と「Mac OS X Mavericks」の環境で使用していたアプリが同期できない、新規フォルダの作成や一般的なファイルをアップロードできない(パソコンからのみ)など、機能が十分ではない状況です。

iCloud

iCloud

無料サービス:5GB
有料サービス:20GB:月額100円、200GB:月額400円、500GB:月額1,200円、1TB:月額2,400円

2-2:専門のサービスを利用したい

・企業利用も多く、今後が期待できる「Bitcasa」

「Bitcasa」は、無償で20GBまで利用できるクラウドストレージサービス。送信するファイルサイズに制限がないため、ひとつのファイルが数GBになるような、ドライブのバックアップファイルなども保存できます。

保存する際に強力に暗号化されることが特長で、高いセキュリティが求められる大企業での利用にも対応しています。また、ひとつのアカウントに対してエンドユーザーアカウントを設定でき、そのユーザー数が無料版では5名まで、有料版では無制限となっています。

現在は英語表記ですが、今後は日本語にも対応する予定といいます。有料サービスは容量によって「Deploy」「Engage」「Amplify」の3種類のプランがあります。

Bitcasa

Bitcasa

無料サービス:20GB
有料サービス:250GB:月額25ドル、2.5TB:月額250ドル、5TB:月額1,000ドル

・急成長を遂げているニュープレイヤー「Box」

Boxが提供する「Box」は、無償で10GBまで利用できるクラウドストレージサービス。アップロードしたファイルにメモを付加できるため、たとえば「●月○日までに確認」など、わかりやすく管理できます。

Windows、Mac、iOS、Android、Windows Phone、Blackberry、さらにHPのWebOSにも対応しているほか、多くのスマートフォンアプリとも連携することが特長。
無料版は同期、共有機能のみですが、有料版には期限の設定やファイルのロック、アクセス統計機能なども用意されています。保存したファイルが暗号化されることも特長。

Box

Box

無料サービス:10GB
有料サービス:100GB:月額5ドル、無制限:月額15ドル

・クラウドストレージサービスの定番「Dropbox」

Dropboxが提供する「Dropbox」は、日本の企業でも数多く導入されているクラウドストレージサービスです。多くの環境に対応し、「マイドキュメント」にファイルを保存する感覚でクラウドへファイルを保存できます。

ファイルやフォルダ単位で共有が可能ですので、仕事のプロジェクト単位でフォルダを作り、関係のあるユーザーだけをアクセス可能にするといった使い方も可能です。

ただし、Dropboxはあくまでファイルの保存や共有のためのツールと考えましょう。バックアップするつもりでファイルをDropboxのフォルダにドラッグ&ドロップすると、そのファイルはパソコン上から消えてしまいます。バックアップとして使うには、必ずコピー&ペーストでDropboxフォルダに保存しましょう。

Dropbox

Dropbox

無料サービス:2GB
有料サービス:1TB:月額1,200円、無制限:月額1,500円(ビジネス向け:1ユーザーあたり)

・無料メニューがなくなってしまった「SugarSync」

BBソフトサービスが提供するクラウドストレージサービス「SugarSync」は、以前は無料メニューが用意されていましたが、現在では有料版のみとなっています。パソコンにインストールすると、デスクトップにSugarSyncのフォルダが表示されますので、ファイルをそこにドラッグ&ドロップすることでクラウド上にバックアップできます。

有料メニューは30GBから500GBまで5種類用意されていますが、そのすべてで無料トライアルを利用することができます。また、割引キャンペーンもしばしば行われています。

SugarSync

SugarSync

無料サービス:なし
有料サービス:30GB:月額500円・年額5,000円、60GB:月額750円・年額7,500円、100GB:月額1,000円・年額10,000円、250GB:月額2,500円・年額25,000円、500GB:月額4,000円・年額40,000円

・セキュリティベンダーのクラウドストレージ「SafeSync」

セキュリティ機能を重視したクラウドストレージサービスです。ファイルをやり取りする際にはリアルタイムで最新の脅威が監視され、ファイルは暗号化されます。また、共有データはパスワードやアクセスの有効期限など設定をして管理することが可能になっています。

対応OSは、Windows、Mac、Android、Chrome OSとなっています。基本的に有料のサービスですが、20GB版では30日間の無料体験が可能になっています。

SafeSync

SafeSync

無料サービス:20GB(30日間)
有料サービス:20GB:年額4,608円、50GB:年額9,236円、100GB:年額15,223円

2-3:メモ代わりに利用したい

・ちょっと特殊なクラウドストレージ「Evernote」

Evernoteが提供する「Evernote」は、一般的なクラウドストレージサービスとは少し性格が異なります。それは、ファイル単位ではなく「ノート」という形で保存していくためです。そのため、ファイルのバックアップ用途というよりは、気になったメモをどんどんEvernoteに貼り付けていく感覚で利用することになります。たとえば、ウェブブラウザで調べた目的地周辺の地図をノートに貼り付けたり、写真やテキストを貼り付けておくこともできます。
ノートには「タグ」を設定できるので、関連情報をまとめていくにも便利です。保存したノートでプレゼンを行う機能もあります。料金体系も少し異なり、無料の場合は保存容量は無制限ですが、毎月60MBまでにアップロードが制限されます。また、ノートのサイズは25MBまで、ノートの数は10万までとなります。

Evernote

Evernote

無料サービス:無制限
有料サービス:ノートサイズ100MB、添付ファイルサイズ100MB:月額450円または年額4,000円、ノートサイズ100MB、添付ファイルサイズ100MB:月額1,100円(ビジネス向け:1ユーザーあたり)

 

3:クラウドストレージサービスの注意点

最近、アップルが提供する「iCloud」において、ハリウッドセレブのプライベートな写真がインターネット上に流出するという事件がありました。しかし、この事件はiCloudの問題ではなく、iCloudにアクセスするためのIDとパスワードが流出し、第三者がそのログイン情報を使用してiCloudにアクセスしたものといいます。ログイン情報は誰にも教えないようにしましょう。これ以外にも、クラウドストレージサービスを利用する際の注意点があります。

不正にアクセスされるパターン

不正にアクセスされるパターン

3-1:メールからのログインには注意する

ハリウッドセレブの写真流出事件では、ログイン情報を盗み出すためにフィッシングメールが使用されたといいます。これは、アップルからのお知らせを装ったメールで、システムのアップデートや機能追加などを理由に、本文のリンクをクリックしてログインさせるような内容だった可能性が高いといえます。

この手法は、銀行のオンラインバンキングへのログイン情報を盗み出すためにも使用されています。こういったログインを促すメールが届いた場合には、メールの本文にあるリンクをクリックするのではなく、そのサービスのトップページからログインするようにしましょう。

フィッシング詐欺については、こちらの記事をご参照ください。
フィッシング詐欺まとめ | 被害・実例・対策

3-2:複数のサービスを利用する

クラウドストレージサービスには、それぞれ特長があります。目的に合わせてサービスを選ぶことが基本ですが、重要なファイルについては複数のサービス先に保存するようにしましょう。何らかの原因でサービスが落ちてしまったり、データが失われてしまう可能性もゼロではありません。二重、三重のバックアップを心がけましょう。

3-3:パスワードの使い回しはしない

クラウドサービスに限らず、パソコンやスマートフォンなどを使用していると、いつの間にかログイン情報が増えてしまいます。しかし、覚えきれないからといって同じパスワードを複数のサービスで使い回すことは危険です。最近では、あるサービスから流出したログイン情報を、ほかのサービスで試すというケースが相次いでいます。
これは「パスワードリスト攻撃」と呼ばれるもので、多くの被害が出ています。たとえば、ひとつのパスワードのどこかにサービスごとのキーワード(Dropboxなら「db」など)を組み入れるという方法もあります。工夫して安全にクラウドストレージサービスを活用しましょう。

3-4:アプリの「自動アップロード」設定に注意

クラウドサービスが提供するスマートフォン向けのアプリでは、カメラで撮影した写真などを自動的にアップロードする機能があります。アプリやサービスの利用開始時に注意事項や設定事項が表示されますが、気づかずにこの機能を有効にしているケースが少なくありません。

前述のハリウッドセレブのプライベート写真が流出してしまった例でも、撮影した写真が「iCloud」へ自動的にアップロードされることを知らなかったケースもあるといいます。また、ストレージサービスでなくても、Google+などにも自動アップロード機能があり、この設定が有効のまま使い続けてしまうこともあります。

アプリでは、基本的に設定画面に写真の自動アップデートの項目がありますので、不要な場合は自動アップデートをオフにしましょう。以下にいくつかの設定画面を載せます。

Dropboxの設定画面

Dropboxの設定画面

 

OneDriveの設定画面

OneDriveの設定画面

 

iCloudの設定画面

iCloudの設定画面

4:最後に

手軽にファイルを保存し、共有やバックアップなどに活用できるクラウドストレージサービスですが、ひとつのサービスに頼りすぎるのは危険です。それぞれのサービスの特長を把握して、複数のサービスを使いこなしましょう。

※記事内容の利用実施は、ご自身の責任のもとご判断いただくようお願い致します。

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