パソコンの電源が落ちるときの対処法|原因の種類と対策

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電源が落ちる可能性が高い原因

パソコンは、「熱」「電源」「ソフトウェア」「ハードウェア」が原因で、突然に電源が落ちてしまうことがあります。いきなり電源が落ちてしまうのは非常に不便です。しかも、保存していないファイルはその内容が失われてしまいますので、たとえば仕事で使うファイルを作成していた場合などは致命的なダメージを受けてしまいます。 また、CDやDVDにデータを書き込んでいる場合にパソコンの電源が落ちてしまうと、メディアが使用不能になってしまうこともあります。本来、パソコンは所定の操作を行わない限り電源が落ちないようになってしまうので、異常な事態であるといえます。 早急な対策が必要になるので、まずは問題を切り分けて、原因を探っていくことから始めましょう。ここでは4つの原因の特徴と対策を紹介します。なお、これらはWindows、Mac、LinuxといったOSに共通のものとなります。  

1:熱が原因の場合

買い換え度★☆☆☆☆ 難易度★☆☆   パソコンは精密機械のため、熱に弱いという特性があります。パソコンの内部が高温になってしまうと、誤作動を起こしたり、電源が落ちたりしてしまいます。これを防止するために、一定以上の温度になると自動的に電源が落ちるパソコンもあります。一度電源が落ちると、その後は短い間隔で電源が落ちる場合などは熱が原因である可能性が高いといえます。

1-1:熱でパソコンの電源が落ちる場合

熱が原因の場合は、パソコン内部の冷却が十分になされていない可能性があります。最も多い原因は、ファンの冷却性能が落ちてしまっていることです。多くのパソコンには、CPU、電源装置、パソコン本体に冷却ファンが装着されています。このファンにホコリなどが付着すると、十分な風を送れなくなってしまい冷却性能が下がります。 また、CPUには熱を放出するためのヒートシンクという部品が装着されていますが、これにホコリが付着しても放熱性能が下がり、結果的にパソコン内部が高温になってしまいます。

ファン(CPU冷却用)

ファン(CPU冷却用)

ヒートシンク

ヒートシンク

1-2:対策

まずは目視で、冷却ファンが定期的に回転しているかどうかを確認します。回転しないようであれば、コネクタが外れていないか確認し、外れていないようなら交換を検討しましょう。 ファンに問題がなければ、ホコリが溜まっていないかパソコン内部をチェックします。ホコリが溜まっているようでしたら、パソコンのカバーを外して掃除します。この際、電源ケーブルをあらかじめ外しておきましょう。パソコン清掃用のウェットティッシュや綿棒を活用すると綺麗にできます。 なお、ノートパソコンの場合には、机との間に空間を作ったり、冷却シートなどを敷くといった方法もあります。また、冷却ファンを内蔵したノートパソコン用の台も製品化されています。

1-3:初心者の場合は

タワー型やスリム型と呼ばれるデスクトップパソコンでは、比較的カンタンにカバーを外すことができます。カバーを開けたままにしておく、部屋の室温を下げるといったことで効果が出ることもあります。USB接続の扇風機でパソコン内に風を送るといった“裏技”も有効です。 ただし、ミニ型、マイクロ型などと呼ばれるコンパクトなタイプでは、カバーを外すにも相応の技術が必要になります。また、カバーを開けたままにする際には異物が入らないよう注意しましょう。パソコンに詳しい人に聞いてみるのもいいでしょう。

2:電源が原因の場合

買い換え度★★☆☆☆ 難易度★★☆   配線が断線しかかっていたり、コネクタが外れかかっていたり、電源自体の容量が不足している場合などに、電源が落ちることがあります。電力が必要になったときに電源が落ちることになるので、起動後、一定の時間で電源が落ちる場合などは電源が原因の可能性があります。

2-1:電源でパソコンの電源が落ちる場合

電源が原因の場合には、十分な電力が供給されていないことが考えられます。パソコン全体が必要とする電力をまかなえなくなったときに、電源が落ちてしまいます。これには断線やコネクタ外れなどが考えられます。 また、そもそもパソコンに入ってくる電力が少ない場合もあります。パソコンの電源につなぐコンセントはタコ足配線にしないようにしましょう。さらに、パソコンの電源装置(電源ユニット)の出力が足りない場合もあります。パソコンの機種によっては、帯電しやすいものもあります。アース線が付いている場合には、なるべくアースするようにしましょう。

2-2:対策

まず、パソコンの電源につなぐコンセントは、壁にあるコンセントに直接差し込むようにします。さらに、コンセントにアースがある場合にはパソコン側の電源ケーブルにあるアース線をつないでおきます。

電源は壁のコンセントから取る

電源は壁のコンセントから取る

それでも解決しない場合には、パソコンの本体カバーを外して、目視で配線やコネクタを確認しましょう。コネクタが外れかかっているものは、しっかりと取り付け直します。また、マザーボードのハンダ付け部分も確認し、焼け焦げた跡などがないかも点検します。その場合、修理や交換にかなりの費用がかかるので、買い換えも検討しましょう。また、ノートパソコンの場合は分解が難しく危険でもあるのでやめましょう。 電源装置の出力が低いと、パソコンの内外に機器を増設すると電力が足りなくなることがあります。たとえば、内部にハードディスクドライブやグラフィックカード、インタフェースカードなどを増設したり、USB端子に外付けハードディスクドライブや周辺機器を多数接続している場合です。 電力不足が原因と考えられる場合には、増設した機器を外して起動して、電源が落ちるか確認します。増設機器が多いと、250Wの電源装置では足りなくなってしまいます。可能であれば400~500Wの電源装置への交換も検討しましょう。交換する場合には、現在の電源装置と同じサイズを選ぶようにします。

パソコン用の電源装置

パソコン用の電源装置

 

2-3:初心者の場合は

初心者は、パソコンの電源が落ちる原因を電源関係と判断することが難しいと思われます。まずは電源をタコ足配線していないか、アース線がある場合はアースされているかを確認し、問題がない場合には購入店やメーカーサポートに問い合わせましょう。また、電源を他の製品に交換した場合はメーカーの保証外になる可能性があります。

3:ソフトウェアが原因の場合

買い換え度★☆☆☆☆ 難易度★★☆   ソフトウェアが原因でシステムがフリーズすることがありますが、同様に電源が落ちることもあります。ソフトウェアでは、特定のソフトウェアが原因になる場合と、ほかのソフトウェアと競合する場合があります。

3-1:ソフトウェアでパソコンの電源が落ちる場合

あるソフトウェアをインストールしたら電源が落ちるようになった。あるいは、特定のソフトウェアを起動したら電源が落ちるようになった場合には、ソフトウェアに原因がある可能性が高いといえます。どのソフトウェアを起動した場合に電源が落ちるのかを注意して調べてみましょう。一般的に、3Dグラフィックを多用するソフトウェアやゲームなどはCPUなどに負荷がかかりやすく、高温になって電源が落ちることもあります。

3-2:対策

原因と思われるソフトウェアが特定できたら、そのソフトウェアをアンインストールしてみましょう。また、OSによっては不調になる前の状態に戻すという方法もあります。Windowsの場合は「システムの復元」機能、Mac OS Xでは「Time Machine」機能が該当します。ただし、これらの機能は普段からバックアップを行っておく必要があります。

Windowsの「システムの復元」

Windowsの「システムの復元」

Mac OS Xの「Time Machine」

Mac OS Xの「Time Machine」

 

3-3:初心者の場合は

ソフトウェアに原因がある場合の切り分けは、初心者には敷居が高いかも知れません。また、原因と思われるソフトウェアのアンインストールとインストールをくり返す作業も大変です。まずは日頃からパソコンの復元機能を活用しましょう。

4:ハードウェアが原因の場合

買い換え度★★★☆☆ 難易度★★☆   ハードウェアの不調によってパソコンの電源が落ちる場合もあります。特に多いのはハードディスクドライブのトラブルですが、ほかのハードウェアでも電気的な負荷が増大して電源が落ちることもあります。

4-1:ハードウェアでパソコンの電源が落ちる場合

パソコンは多くの部品で構成されていますが、それらすべてに電力が供給されています。何らかの原因でひとつのハードウェアが急激に電力を消費すると、パソコン全体の電力が低下して電源が落ちることもあります。また、ハードディスクドライブに不具合が生じた場合、データにアクセスできないことが原因で電源が落ちてしまうことがあります。電源が落ちる前に同じような音がしないかなどに注意してみましょう。

ハードディスクが原因で電源が落ちることも

ハードディスクが原因で電源が落ちることも

4-2:対策

ハードウェアが原因の場合には、基本的にそのハードウェアを交換することで解決できる可能性があります。しかし、パソコン側の配線コネクタ部分などに不具合があった場合には、マザーボードなどを交換することになります。マザーボードの修理や交換は、かなりの費用がかかるので、買い換えも検討しましょう。

4-3:初心者の場合は

パソコン内部の部品を交換していない場合には、まずはパソコンに接続したUSB機器をすべて外して起動してみましょう。問題がなければ、ひとつずつ機器を接続しながら様子を見ます。内部の機器をチェックする作業は大変ですので、たとえば5年以上使用しているようなら買い換えも視野に入れましょう。

5:電源が落ちやすい機種もある

買い換え度★☆☆☆☆ 難易度★☆☆   パソコンの構成上、特定の機種に電源が落ちる不具合が発生するケースもあります。メーカーのホームページのトラブル情報やQ&Aをチェックして、自分の使用しているパソコンの不具合情報がないかも確認しましょう。多くの場合、BIOSのアップデートで修正できます。アップデート方法も掲載されていますので、手順通りにアップデートしましょう。

5-1:初心者の場合は

基本的にはメーカーのホームページやネット上の情報を探すことが第一歩となります。情報が見つかったら対処法をチェックしましょう。パッチのインストールで解決する場合は初心者でも行えますが、BIOSのアップデートは注意が必要です。手順に失敗するとパソコンが起動しなくなる可能性もあるので、購入店やメーカー、パソコンに詳しい人などに相談しましょう。

6:最後に

パソコンの電源がいきなり落ちてしまうことは、非常に不便です。症状が発生したときには、何をしたときに落ちたのかをなるべく思い出し、原因の切り分けをしていきましょう。また、書類などのファイルを作成していた場合、保存されていなかった部分は消えてしまいますので、普段からこまめに保存するクセをつけておきましょう。

※記事内容の利用実施は、ご自身の責任のもとご判断いただくようお願い致します。

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