パソコンの強制終了方法と、そうならないための対策とは

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パソコンがフリーズしてしまうことは意外に多くあります。どうしようもなくなったときの最終手段は「強制終了」をすることになります。強制的にパソコンの電源を落としてしまうので、パソコンにとってはあまりいいことではありませんが、終了もできない状態になったときには仕方ありません。

まずは強制終了を行い、再起動して状況を確認することが重要です。ここでは、強制終了するときの確認ポイントと具体的な方法、また強制終了することにならないために普段から気をつけておくポイントなどを紹介していきます。これらを実践することで、強制終了が必要になるような局面を減らすことができます。

1.強制終了前に確認すること
1-1.問題のあるソフトの終了を試す
1-2.作業中のファイルがあるか
1-3.ドライブ書き込み中ではないか
2.強制終了の方法
2-1.Windowsの場合
2-1-1.キーボードコマンドを使う
2-1-2.電源ボタンを長押しする
2-2.Macの場合
2-2-1.キーボードコマンド
2-2-2.電源ボタンを長押しする
3.強制終了後に確認すること
3-1.セーフモードで起動したとき
3-2.作業中だったファイルの確認
3-3.ドライブの確認
4.強制終了することにならないために
4-1.デフラグを行う
4-2.ソフトウェアの整理
4-3.ドライバソフトの確認
4-4.CPUやメモリの確認
4-5.熱や電源の確認
5.最後に

1:強制終了前に確認すること

パソコンがフリーズしてしまったとき、最終的な手段が強制終了です。フリーズの原因を探るためにも、まずは強制的に終了して再起動する必要があります。ただし、強制終了を実行する前に確認しておきたいポイントもあります。これにより、最悪の事態を回避することができます。

強制終了すると、保存していない 内容は失われてしまう

1-1:問題のあるソフトの終了を試す

パソコンがフリーズする原因の多くは、ソフトウェアに原因があります。まずは原因と思われるソフトウェアの終了を試してみましょう。Windowsの場合は「タスクマネージャー」で、Macの場合は「アクティビティモニタ」で動作中のソフトウェアを確認できます。

タスクマネージャーは、スタートボタンの右クリックメニューから起動できる

タスクマネージャーは、スタートボタンの右クリックメニューから起動できる

 

アクティビティモニタは、アプリケーションフォルダのユーティリティフォルダにある

アクティビティモニタは、アプリケーションフォルダのユーティリティフォルダにある

多くの場合、フリーズしているソフトウェアはCPUやメモリの使用率が高くなっていますので、そういったソフトウェアを終了させます。

1-2.作業中のファイルがあるか

パソコンが固まってしまったときは、まずは何をしていたかを覚えておきましょう。それが原因を突き止めるためのヒントになります。また、文書や表計算などのファイルを作成中だったときには、強制終了すると保存されていない内容は消えてしまいます。なお、Googleドライブの表計算機能や、マイクロソフトの「Office 365」といったクラウドサービス上で作業していた場合は、ほぼ最新の状態が保存されます。

マイクロソフトの「Office」(パソコンにインストールするタイプ)では、作業中のファイルが定期的に自動バックアップされるようになっています。パソコンが強制終了したときなどは、再度同じファイルを開いたときに、最新のバックアップを使用するかどうかの確認画面が表示され、ウィンドウの左側からバックアップファイルを選べるようになります。これにより、自動バックアップのタイミングにもよりますが、ファイルの復旧率はかなり高いといえます。

このように、自動的にバックアップが作成されるソフトウェアの場合は復元できる可能性が高いですが、それ以外のソフトウェアでは、最後に保存した状態までしか復元できません。普段からこまめに「保存」を行うようにしましょう。保存は、Windowsでは「Ctrl」キーと「S」キー、Macの場合は「コマンド」キーと「S」キーを押すことでも行えます。作成中の文書などが表示されている状態でフリーズした場合は、デジカメやスマホで画面を撮影するのも奥の手として使えます。

1-3:ドライブ書き込み中ではないか

フリーズしたときにCDやDVD、ブルーレイなどのディスクに書き込みを行っていたときには、そのメディアは基本的にあきらめましょう。ただし、「RW」メディアの場合は書き直せることもあります。

また、強制終了をする前には、セットしていたメディアを取り出しておきましょう。メディアが入ったままだと、再起動したときに正常な起動ができなくなる場合があります。光学ドライブはクリップなどを使って手動でメディアを取り出すことができるので、取り外しておきます。

手動取り出し用の穴に クリップなどを差し込む

さらに、ハードディスクのアクセスランプが点滅しているときは、点滅が収まるまで待ってみましょう。

2:強制終了の方法

パソコンを強制終了するには、特定のキーを同時に押す方法と、電源ボタンを長押しする方法があります。キーの組み合わせはWindowsとMacで異なるので注意が必要です。

2-1:Windowsの場合

2-1-1:キーボードコマンドを使う

WindowsのOSには、キーボードによる強制終了コマンドが用意されています。「Control(Ctrl)」キーと「Alt」キー、「Delete(Del)」キーを同時に押すことで、ユーザー切り替えの画面が表示され、再び同時に押すことで強制終了します。

Windowsの強制終了コマンド

Windowsの強制終了コマンド

2-1-2:電源ボタンを長押しする

キーボードによるコマンドでも終了しない場合には、電源ボタンを長押しします。たいていはこれで電源が落ちますが、それでもダメなときには最後の手段として、電源ケーブルを抜きます。システム的にではなく、電気を遮断することでパソコンの電源を落とします。なお、ノートパソコンの場合には電源ケーブルを抜いてもバッテリーから電源が供給されますので、バッテリーも外しましょう。

電源ボタンを長押しする

電源ボタンを長押しする

2-2:Macの場合

2-2-1:キーボードコマンド

Windowsと同様に、MacのOSにもキーボードによる強制終了コマンドが用意されています。Macの場合は、「コマンド」キーと「Control(Ctrl)」キー、電源ボタンを同時に押すことで強制終了します。

Macの強制終了コマンド

Macの強制終了コマンド

2-2-2:電源ボタンを長押しする

キーボードによるコマンドでも終了しない場合には、Windowsと同様に電源ボタンを長押しします。それでもダメなときには電源ケーブルを抜きましょう。

3:強制終了後に確認すること

強制終了した後は、パソコンを起動して異常がないか確認しましょう。なお、たびたびフリーズして強制終了するような状況であれば、起動する前に周辺機器を外して起動してみるなど、原因を探ってみましょう。

3-1:セーフモードで起動したとき

フリーズや強制終了をした後に起動すると、セーフモードで起動するかを確認する画面が表示されることがあります。セーフモードとは、Windowsの起動に必要な基本ドライバのみで起動するモードです。この状態でフリーズが発生しないようなら、周辺機器を認識するためのドライバなどに原因があるといえます。なお、セーフモードはパソコンの再起動時にキーボードの「F8」キーを押したままにします。

セーフモード画面

セーフモード画面

3-2:作業中だったファイルの確認

パソコンを再起動したら、強制終了する前に開いていたファイルを確認しましょう。まれにファイルが壊れてしまうことがあるので、ファイルを正常に開けるかどうか、直前に保存した状態になっているかどうかを確認します。

3-3:ドライブの確認

ファイルと同様に、強制終了する前にセットしていたCDやDVD、ブルーレイなどのディスクに異常がないかを確認します。書き込みを行っていた場合には、ディスクの中身を参照できるか、ディスクを再利用できるかどうかを確認します。

4:強制終了することにならないために

強制終了が必要になるのは、パソコンのフリーズが一番多いと考えられます。そこでフリーズしないように、普段からパソコンを安定した状態にするよう意識する必要があります。そのためには、主に以下の5つのことを実行しましょう。

4-1:デフラグを行う

ハードディスクのデータが断片化していると、データを読み込むのに時間がかかり、システムにも影響を及ぼすことがあります。データが断片化することを「フラグメンテーション」といい、断片化したデータを整理することを「デフラグメンテーション(デフラグ)」といいます。

定期的にデフラグを実行し、ハードディスクを最適化しましょう。なお、Macの場合はデフラグを自動的に行う機能がOSに組み込まれているため、デフラグは不要とされています。また、SSDをドライブに搭載しているパソコンも同様です。

デフラグを実行する

デフラグを実行する

4-2:ソフトウェアの整理

使わなくなったソフトウェアはパソコンから削除しましょう。また、パソコンの起動と同時に起動し、システムに常駐するソフトウェアもあります。不要なものは「スタートアップ」からショートカットを削除します。また、定期的にタスクマネージャー(Macの場合はアクティビティモニタ)でメモリやCPUの使用状況を確認し、消費量の大きなソフトウェアを終了するなど対策を行います。

なお、ノートンを使用している場合は「起動マネージャ」を使って起動時に立ち上がるソフトウェアを選択することができます。

ノートンの「起動マネージャ」

ノートンの「起動マネージャ」

4-3:ドライバソフトの確認

周辺機器を認識、制御するドライバソフトが最新であるかどうかも、定期的に確認しましょう。ドライバソフトのバージョンが古い、あるいはOSに標準搭載されている汎用のドライバソフトを使用している場合は、それが原因でフリーズすることがあります。ドライバソフトの更新はデバイスマネージャーやWindows Updateで行います。

なお、そもそもハードウェアがパソコンの仕様に合っていないケースもあります。ハードウェアを交換したり追加するときには、あらかじめ製品の動作環境を確認しましょう。

ドライバソフトの更新

ドライバソフトの更新

Windows Updateでのドライバの更新

Windows Updateでのドライバの更新

4-4:CPUやメモリの確認

CPUやメモリの使用率が高いと、フリーズの原因になることがあります。タスクマネージャー(Macの場合はアクティビティモニタ)でメモリやCPUの使用状況を確認し、常に100%近いようなら増設やグレードアップも検討しましょう。

タスクマネージャー(Windows)

タスクマネージャー(Windows)

アクティビティモニタ(Mac)

アクティビティモニタ(Mac)

4-5:熱や電源の確認

精密機械であるパソコンは熱に弱く、ケース内の温度が上がりすぎても動作が不安定になります。定期的にケースや冷却ファンを掃除して冷却性能を保ちましょう。また、電源が不足している状態でも動作が不安定になるので、USB給電の周辺機器を減らしたり、容量の大きな電源に交換するなども検討しましょう。

5:最後に

パソコンを使う上で、強制終了はなるべくしたくないものです。強制終了が必要になるような、パソコンのフリーズを避けるためにも、日頃からハード、ソフトともにパソコンのメンテナンスを心がけましょう。

※記事内容の利用実施は、ご自身の責任のもとご判断いただくようお願い致します。

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