熱で劣化・故障する前に!スマホが熱くなる理由と対処法

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スマホがどんどん熱くなる!? もしかして故障かも!? そんな不安を抱いたことはありませんか?

スマホがちょっと触ってみただけでも熱い気がするというのは、多くの人が一度は実感していることです。本体の中にたくさんの電子精密部品が詰め込まれていて日々多くの処理をこなしているハイテク機器であるスマホは、そもそも発熱しやすい構造を持っています。そのため、使い方によっては心配になるほど熱くなることがあります。

なぜスマホが熱くなるのかという原因とそれを放置していると起こる問題を解説した上で、熱くなったスマホを冷やす手順と熱くなりにくい使い方の解説をします。

スマホが熱くなることでお感じの不安を、この記事で解消してください。

1.スマホが熱くなる理由
・1-1.スマホが熱くなる現象について
・1-2.スマホが熱くなる5つの理由
・1-3.熱くなる原因に心当たりがない場合の対処法
2.スマホが熱くなると起こりうる問題
・2-1.熱くなったスマホを放置するとどうなる?
・2-2.熱暴走
・2-3.バッテリーの劣化
・2-4.本体の故障
・2-5.発火や火傷など重大な事故の恐れ
3.段階別 熱くなったスマホを冷やす3つの手順
・3-1.手順① 充電を中止する
・3-2.手順② スマホの電源をオフにする
・3-3.手順③ ケース、カバーを外す
・3-4.逆効果なのでやってはいけない「冷却方法」
4.スマホが熱くなりにくい使い方と心がけ
・4-1.ながら充電をしない
・4-2.不要なアプリを削除、停止する
・4-3.長時間の使用に注意する
・4-4.温度の高いところに放置しない
5.まとめ

1.スマホが熱くなる理由

1-1.スマホが熱くなる現象について

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スマホが熱くなるには、いくつかの原因があります。そのうちの1つだけが原因である場合もありますが、複数の原因が重なっていることもあります。

スマホが熱を持った状態を放置しているとバッテリーの劣化や本体の故障を招くと言われていますが、それでは「スマホが熱い」というのは何度以上が危険なのでしょうか。

スマホ本体を構成しているCPUなどの基幹部品は発熱源でもありますが、よほどの高温にならない限り性能への影響は少ないとされています。一般的にパソコンやスマホの基幹部品は100度になっても熱が原因で故障することはないようです。

最も熱の影響を受けるのは、バッテリーです。ほとんどのバッテリーはリチウムイオン電池を採用しており、このリチウムイオン電池が熱に弱い特性を持っているからです。

環境対応車普及方策検討会という団体がまとめた、温度がリチウムイオン電池に与える影響をまとめた資料(PDF)によると45度でもバッテリーの劣化が進むと報告されています。

45度というと人間の手で触れても「少し熱を持っている」という程度の温度ですが、この温度でも長時間続くと少なからず影響が出てくるということです。

iPhoneやXperiaなど代表的な端末の説明書にも、おおむね40度や45度といった保管場所の温度上限が記載されています。このことを考えても40~45度の状態を長時間続けているとバッテリー劣化の原因になると見て良いでしょう。

参考:iPhone、iPad、iPod touch を許容可能な動作温度に保つ
参考:Xperia(TM) X Performance SO-04H 取扱説明書

1-2.スマホが熱くなる5つの理由

1-2-1.充電方法の問題

スマホを充電したまま通話やネット通信をすることを「ながら充電」といいます。ながら充電はバッテリーへの負荷が高いため発熱しやすく、同じくバッテリーへの負荷が高い急速充電と並んでスマホが熱くなるポピュラーな原因として知られています。

1-2-2.バッテリーの劣化

バッテリーが劣化してくるとキャパシティが少なくなってくるため、放電と充電を頻繁に繰り返すことになります。その結果、バッテリーへの負荷が掛かってバッテリーの熱がスマホの温度を上げてしまいます。

1-2-3.アプリの負荷が高い

ゲームなど微細なグラフィックやアニメーションを多用するアプリの使用や動画の再生。また使用中のアプリだけでなく、バックグラウンドで動作しているアプリを含めて動作の負荷が高いとそれだけCPUから発生する熱がスマホ本体を熱くする原因となります。

1-2-4.スマホを長時間使っている

長時間使用していると熱を持つのはスマホだけでなくパソコンも同様ですが、パソコンにはCPUファンなど冷却装置があります。スマホは小型化するためにこうした装置がなく、長時間の使用で内部からの熱が放出されず溜まってしまうとスマホが熱くなります。

また、防水性に優れた端末ほど機密性の高さゆえに内部の熱が放出されず、熱くなるのに拍車を掛けてしまいます。

1-2-5.スマホが置かれている場所の問題

そもそも高温の場所に置いていると、その熱がスマホを熱くします。直射日光が当たる場所や夏の車内など、スマホが放熱できない場所に置いていると熱を持ったままになってしまいます。

また、電波が不安定な場所に置いていると電波を探すことによる負荷が掛かるので、それが熱の原因になることもあります。

1-3.熱くなる原因に心当たりがない場合の対処法

ここで解説したような原因に心当たりがなく、普通に使っているだけで異常に熱いと感じる場合は、本体の故障や不具合かも知れません。その場合はスマホのメーカーもしくは契約している携帯キャリアのショップなどに相談してみてください。

2.スマホが熱くなると起こりうる問題

2-1.熱くなったスマホを放置するとどうなる?

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スマホは高性能な端末であるがゆえに、タフな使い方をしていると熱を持つことは多くのユーザーが認識しているところです。そのため「熱くらい出るのが普通」と思っていることが多く、あまり深く考えずそのまま使うケースも多く見られます。

また、スマホをケースに入れている場合は本体からの熱が手に伝わりにくいため発熱に気づかない、もしくは本当の熱が伝わらず気づきにくい部分もあります。

しかし、スマホが一定以上の熱を持ち続けることは普通なことではなく、本体内で何かが起きているという認識を持つことが重要です。45度でもバッテリーに影響が出るのですから、人間の感覚では大したことではないと思える熱であっても看過できません。

2-2.熱暴走

CPUが熱によって動作停止してしまう現象を「熱暴走」といいます。本体がフリーズして操作を受け付けなくなる場合や、意図しない再起動などが頻発すると熱暴走の可能性が疑われます。

熱暴走が起き、フリーズしてしまい再起動すると、操作中のアプリで保存していないデータなどは失われてしまいます。

2-3.バッテリーの劣化

スマホなどの端末に採用されているリチウムイオン電池には、熱に弱い特性があります。スマホ本体の熱が加わり続けているとバッテリーの劣化が進み、充電容量が少なくなります。

バッテリーの持ちが悪くなったとお感じの場合、その原因のひとつにスマホの熱が関係しているかも知れません。

2-4.本体の故障

スマホは精密部品の塊のようなデバイスですが、全ての部品が熱に強いとは限りません。小型化、軽量化が進んだ結果として発熱する部品と熱に弱い部品が近くに配置されている可能性もあり、これが熱による本体故障のリスクを高める可能性があります。

2-5.発火や火傷など重大な事故の恐れ

稀ではありますが、スマホが手で触れないほど熱くなることもあります。うかつに触ってしまうと火傷をする危険がありますし、さらに温度が高くなると発火やバッテリーの破裂など重大な事故につながる恐れがあります。

こうなるとスマホ本体の故障だけでは済まなくなるので、直ちに使用を中止してメーカーや携帯キャリアの修理窓口に相談してください。

3.段階別 熱くなったスマホを冷やす3つの手順

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3-1.手順① 充電を中止する

ながら充電を含めて、充電中に熱を持っていると思われる場合は充電を中止してください。これで少なくともバッテリーからの発熱を抑えることができます。

ながら充電をしている場合は、スマホの使用も中止してください。

3-2.手順② スマホの電源をオフにする

充電を中止したら、次にスマホの電源をオフにします。これでバッテリーからの発熱、そして本体内からの発熱を食い止めることができます。

一旦電源を切ることで本来内のキャッシュがクリアされるため、発熱の原因になっていた負荷の高いアプリなども動作が止まり、再起動後の発熱リスクを軽減することにもなります。

3-3.手順③ ケース、カバーを外す

発熱を食い止めたら、次は放熱です。最近は本体にケースやカバーを付けている人が多く、それが熱の放出を妨げている場合があります。液晶画面に保護フィルムを付けているのも同様ですが、フィルムは一度剥がすと使い物にならないこともあるので、まずは着脱可能なケースやカバーを外して放熱を促進してください。

3-4.逆効果なのでやってはいけない「冷却方法」

3-4-1.冷蔵庫または冷凍庫に入れる

熱がこもった状態を一刻も早く改善するにはスマホを冷蔵庫や冷凍庫に入れて冷やすのが効果的だと思いがちですが、これは逆効果です。

確かに熱を一気に下げることはできるのですが、急激な温度変化によって本体内に結露が発生してしまい端末が水没したことと同じ状態になってしまいます。

しかも防水機能の高いスマホだと逆に本体内に発生してしまった結露が外に出にくいため、より故障のリスクが高くなります。

3-4-2.水につける

防水機能のあるスマホであれば水につければ一気に冷やせるのではないかというのも、頭に浮かびやすい「冷却方法」です。これも急激な温度変化で結露の原因になることや、防水機能があると言っても購入時の防水能力が保たれているとは限らないのでおすすめはできません。

熱を冷やすためにやったことが重大な故障の原因になるのは本末転倒です。スマホの冷却は「水冷」ではなく「空冷」が基本です。

4.スマホが熱くなりにくい使い方と心がけ

4-1.ながら充電をしない

本体内のCPUやカメラ、GPSなどの基幹部品と、バッテリーというのが主なスマホの発熱源です。ながら充電はその両方からの発熱リスクが高まるため、発熱する条件を自ら整えてしまっているようなものです。

スマホが熱くなることが気になる場合、ながら充電はしないようにしましょう。

4-2.不要なアプリを削除、停止する

アプリが動作している状態は、CPUが処理をしている状態でもあります。バックグラウンドで複数のアプリが起動していると見えないところでスマホに負荷をかけて発熱の原因となります。

使わないアプリはこまめに削除をして整理しておくことと、バックグラウンドで動作しているアプリをチェックした上で使っていないのであれば停止させておくと負荷が軽減され、発熱のリスクも軽減されます。

4-3.長時間の使用に注意する

長時間使用していると放熱が間に合わず、スマホが熱くなる原因になります。特にゲームや動画再生などはCPUの負荷が高いので、これらを長時間連続して使用していると熱くなりやすい条件が整ってしまいます。

目を休ませるという意味でも、連続して長時間使用せずスマホも休ませてあげてください。

4-4.温度の高いところに放置しない

周辺の温度が高いと放熱しにくくなることと、周辺の高温がスマホの温度を上げてしまう原因になります。直射日光の当たるところや真夏の車の中などに置いていると本体内に原因がなくても熱くなってしまいます。

携帯端末なのでポケットに入れて持ち歩く人も多いと思いますが、これも体温によって放熱を妨げることがあるので、ずっと入れっぱなしにせず時々外に出すことを心がけましょう。

5.まとめ

ここまでスマホが熱くなる原因と対策を解説してきましたが、いかがでしたか?

日々の使い方で心当たりのあるものはありませんでしたか?

もし心当たりのある使い方があれば、それを改善するだけでも熱くなりにくくなるかも知れません。

スマホは小さな本体の中に膨大な数の精密部品とバッテリーが入っているというハイテク機器です。高性能であるがゆえに発熱しやすいものという意識をもって、日頃から放熱しやすい使い方を心がけてください。そのことがバッテリーの寿命を延ばし、本体の故障リスクを軽減します。

大切なスマホを長く使っていけるよう、この記事の情報をお役立てください。

※記事内容の利用実施は、ご自身の責任のもとご判断いただくようお願い致します。

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