iPhoneに届く迷惑メールの撃退法と対処法

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iPhoneに届く迷惑メールに悩まされているのなら、この記事があなたの力になれるかもしれません。

多くのiPhoneユーザーは、「メール」という初期搭載アプリで携帯キャリアから提供されているメールアドレスを使って送受信をしていると思いますが、このアプリには迷惑メールのフォルダ分け機能はありません。よって、迷惑メール対策は、各キャリアのサーバーにユーザーログインして行うか、Gmailなど迷惑メールフィルター機能を実装しているメールを利用するなどの方法をとることになります。

iPhoneユーザーにとって迷惑メールは単に邪魔なだけでなく、迷惑メールの内容によっては二次的な被害に遭ってしまう可能性もあるので、正しい認識と対処法をマスターしておくべきでしょう。

この記事を読み終わるころには、あなたのiPhoneが迷惑メールに悩まされることが少なくなるように構成しました。

目次:

1.【直接的対策】iPhoneへの迷惑メールを遮断する方法
・1-1.キャリアごとのサーバー設定で根元から絶つ
・1-2.格安SIM会社を利用している場合
・1-3.迷惑メールが届く都度、受信拒否設定をする
・1-4.iCloud.comのメールはフィルタリング機能でシャットアウト
・1-5.メールアドレスを変更する
2.【間接的対処】iPhoneへの迷惑メールの影響を減らす方法
・2-1.無料メールを活用し、キャリアメールの使用を限定する
・2-2.LINEなどコミュニケーションできるアプリで代替
3.なぜ迷惑メールがiPhoneに届くのか
・3-1.営利目的で大量の迷惑メールが送信されている
・3-2.メールアドレスは収集され、販売されている
・3-3.無意識のうちに配信を許可している
・3-4.メールアドレスを自動生成するツールが使われている
4.iPhoneに迷惑メールが届いた場合の正しい対処
・4-1.基本はメールを開かず削除
・4-2.迷惑メールの中にあるリンクを絶対にタップしない
・4-3.心当たりのないメールの添付ファイルは絶対に開かない
5.まとめ

1.【直接的対策】iPhoneへの迷惑メールを遮断する方法

最初に解説するのは、iPhoneへの迷惑メールを遮断するという、直接的な対策です。携帯キャリアの迷惑メール対策サービスを利用する方法から迷惑メールのフィルタリング機能があるサービスを利用する方法などについて解説します。

決定的におすすめできるアプリがないのでここでは割愛しますが、迷惑メール対策として利用できるスパム対策アプリもあります。

1-1.キャリアごとのサーバー設定で根元から絶つ

携帯キャリアのメールをiPhoneで受信する場合、ほとんどの人は最初からiPhoneに入っており、キャリア側が設定方法を教えてくれる「メール」という純正アプリを使用しているのではないでしょうか。このアイコンのアプリです。

1-1-1.主要3キャリアの迷惑メール対策

NTTドコモ、au、ソフトバンクでiPhoneをお使いの方が利用できる迷惑メール対策の方法は以下の通りです。

【NTTドコモ】

NTTドコモが提供している「迷惑メールおまかせブロック」というサービスがあります。月額200円の有料サービスで、難しい設定不要で効果的な迷惑メール対策ができます。

迷惑メールおまかせブロック(NTTドコモ)

【au】

au IDの管理画面に「迷惑メールフィルター」の機能があります。管理画面にある「オススメ設定」を有効にすることで、手軽に迷惑メール対策を行うことができます。

迷惑メールオススメ設定(au)

【ソフトバンク】

ソフトバンクユーザー向けの「My Softbank」に、「迷惑メール対策」の項目があります。ここで「強」「標準」「利用しない」の選択肢があるので、迷惑メールにお悩みなのであれば「強」を選択し、設定内容を確定させると迷惑メールフィルター機能が有効になります。

迷惑メールフィルターの設定方法(ソフトバンク)

1-1-2.迷惑メールの対策は4通り

先ほどご紹介した携帯キャリアの迷惑メール対策はパッケージ化されたサービスですが、個別に迷惑メール対策を自分で設定することもできます。おおむね以下の4通りの対策方法があります。

≪パソコンからのメールを拒否≫
発信元がパソコンのメール(携帯ではないメール)を、すべて受信拒否にします。ほぼすべての迷惑メールはパソコンから送信されているため、強力な迷惑メール対策になりますが、同時に迷惑メールではないパソコン経由のメールも届かなくなってしまいます。

≪指定アドレス(or ドメイン)受信≫
こちらが指定したメールアドレス(or ドメイン)は、必ず受信されます。

≪指定アドレス(or ドメイン)拒否≫
こちらが指定したメールアドレス(or ドメイン)は、必ず拒否されます。

≪なりすまし拒否≫
送信元と送信アドレスがちがう(携帯アドレスに見せかけてパソコンから送信するなど)メールは拒否します。

上記4種類の設定を組み合わせることで、迷惑メールがiPhoneに届く前にサーバーで処理します。

1-2.格安SIM会社を利用している場合

上記の3大主要キャリア以外のMVNO、いわゆる格安SIM会社を利用している場合は、「docomo.ne.jp」や「i.softbank.jp」といった携帯キャリアのメールがありません。そのため、こうしたキャリアメールを標的にした迷惑メールは届きにくく、そもそも何もメールを設定してなければ迷惑メール対策の必要もありません。

代表的な無料メールサービスであるGmailをiPhoneで利用している場合、Gmailには迷惑メールフィルタリング機能が備わっているので、あまり迷惑メールが届くことはないと思われます。

それ以外の、プロバイダから提供されているメールアドレスやご自身で独自ドメイン運用しているメールアドレスなどを使用している場合は、そのメールアドレスを極力どこかに入力したり公開しないようにするのが有効な対策となります。

1-3.迷惑メールが届く都度、受信拒否設定をする

迷惑メールが届いたら、そのたびに受信拒否設定をしておくと以後同じ差出人からのメールは届かなくなるので、これを続けていくうちに迷惑メールが減っていくことが期待できます。

ただし、迷惑メールを配信する側もこうした対策を心得ており、送信者情報や送信サーバーを変えたりするなど受信拒否に引っ掛からないような配信方法をとるので、いたちごっこの側面もあります。しかしそれでも対策をしないよりは良いと考えられるので、地道で面倒な作業ですが対策としては有効です。

1-4.iCloud.comのメールはフィルタリング機能でシャットアウト

Apple社から提供されているiCloudのメールアドレス(iCloud.com)には迷惑メール対策機能が備わっており、大半の迷惑メールは自動的に識別され、迷惑メールフォルダに移動する仕組みになっています。

それでも迷惑メールが多くてお悩みの場合は、迷惑メールを開いている状態で画面上部の旗印アイコンをタップ、「フラグ」のウインドウが開いたら「“迷惑メール”に移動」をタップします。これでこのメールは迷惑メールと見なされ、以後同じ差出人からのメールは自動的に迷惑メールフォルダに振り分けられます。

iCloud.comの「メール」で迷惑メールを管理する(Apple)

1-5.メールアドレスを変更する

もっとも強力な方法です。後述しますが、世界中の悪徳業者がいろいろな手段を用いてメールアドレスを収集しており、本人がいくら気をつけていても知人の電話帳から自分のメールアドレスが流出する可能性があります。

つまり時間が経つほどそのアドレスは迷惑メールの標的になりやすくなるため、メールドレスそのものを変更することで完全なリセットが可能です。

もちろん新しいアドレスを知人などに通知する必要がありますが、その際にメール送受信の相手が指定したアドレスのみを受信する設定にしている場合、事前に告知をしておくか、LINEなどメール以外の手段でアドレス変更を知らせなければいけません。

2.【間接的対処】iPhoneへの迷惑メールの影響を減らす方法

前章でご紹介した迷惑メールフィルターなど直接的な対処に続いて、ここでは間接的な対処として、通信手段を工夫することによる方法をご紹介します。

2-1.無料メールを活用し、キャリアメールの使用を限定する

携帯キャリアのメールアドレス変更は少々手間ですよね。またスマホは基本的にメール着信がユーザーに通知されるため、メールの開封率がパソコンのメールにくらべ高い傾向にあります。だからこそ悪徳業者にとって、携帯キャリアのメールアドレスは美味しいターゲットなのです。

その傾向を踏まえて携帯キャリアのアドレスをあえて使わず、無料で取得できるGmail、Yahoo!メールなどを、携帯キャリアのメール代わりに使うという手があります。

さらに、無料メールを利用するには以下の4つのメリットがあります。

2-1-1.無料で取得できる

アドレス取得の手間はほとんどかかりませんし、保有数の制限もないため、個人で複数のアドレスを持つことができます。これにより、用途や相手によりアドレスを使い分けることが可能になります。

いくつでも無料で手に入るため、不要なアドレスを使い捨てしても問題ありません。こうしたメールアドレスのことを「捨てアド」と呼ぶ人もいます。

2-1-2.パソコンからも送受信できる

パソコンで文字を打つのが得意な人にとっては、見逃せないメリットです。パソコンのキーボードで素早く文字を入力することができます。

またiPhoneそのものが使えない状態でもメールの送受信ができます。

2-1-3.iPhoneアプリを使えば、携帯アドレスと同じように使える

ブラウザでサービスにログインする必要はありません。専用のアプリを使うことで、携帯メールと同じように送受信ができます。
また「メール」アプリに、取得した無料アドレスのアカウントを追加することもできます。

2-1-4.デフォルトの迷惑メール対策に期待できる

先ほど少し触れましたが、Gmailなど大手の無料メールには強力な迷惑メールのフィルタリング機能が実装されています。世界中のユーザーから集められた情報により、特別な設定をすることなく迷惑メールの可能性が高いものを排除してくれます。

2-2.LINEなどコミュニケーションできるアプリで代替

そもそも迷惑メールが届くのは、メールアドレスがアドレスさえ合致していれば、他人でも送信や受信ができてしまうからです。

家族や友人とメッセージをやりとりするのなら、お互いが認可しあっていなければ通信できない、LINEなどのコミュニケーションツールを使う手があります。

また、Facebookユーザー同士が通信できるメッセンジャーや、海外ではユーザーが非常に多いWhatsAppやViberなども頼りになります。

3.なぜ迷惑メールがiPhoneに届くのか

そもそも、迷惑メールの送信者はなぜわざわざ手間を掛けてまでiPhoneに迷惑メールを送り付けてくるのでしょうか。攻撃者側にとっての「メリット」からその理由を紐解きます。

3-1.営利目的で大量の迷惑メールが送信されている

いわゆる迷惑メールのうち、純粋に他人に迷惑をかける愉快犯のような目的で送信されているものはほとんどありません。以下のような、送信者が何らかの金銭的メリットを得る目的で大半の迷惑メールは送信されています。

  • アダルトや出会い系
  • ドラッグの販売
  • アフィリエイトのリンク
  • 非合法な仕事の斡旋
  • ワンクリック詐欺
  • フィッシング詐欺

そして営利目的とはいっても、通常の方法で売り込むことのできない怪しげなものを大量に拡散しているのが迷惑メールなので、上記のような怪しいメールを受信してしまっても興味を持たず即削除すれば問題は起きません。言い替えれば、本文を読み、興味を持ってしまう人がいるかぎり迷惑メールはなくなりません。

また迷惑メールの送信は、ゾンビパソコンと呼ばれる犯罪者に秘密裏に操られているグループ化されたパソコン(犯罪者にウイルスに感染させられ操られています)により、常時送信されています。1分間で1,000通以上、1日に100万通以上の迷惑メール送信を行うゾンビパソコンのグループも確認されています。

犯罪者にとってはコストがほぼかからず、送れば送るほど利益になるのですから、迷惑メール送信が完全になくなることは当面ないと考えるべきでしょう。

3-2.メールアドレスは収集され、販売されている

それでは迷惑メールを大量に送信する犯罪者は、送信先をどのように確保しているのでしょうか。
インターネット上では、以下のような手段で常にメールアドレスが収集されています。

  • 不正なスマホアプリを本人に気づかないようにインストールさせ、端末内の電話帳ごと盗み取る
  • あるサービスを利用するために登録されたメールアドレスを他のサービスに流用
  • 手当たりしだいにメールを送り、送信に成功したアドレスのみをリスト化する
  • インターネット上を巡回し、Webサイトなどに書き込まれたアドレスをリスト化する

そして収集されたアドレスはリスト化され、そのままインターネット上で販売されています。アドレスの種類や属性(無料メールor携帯メールなど)によっても価格は変化しますが、メールアドレスには金銭的価値があり、常に狙われているという意識を持つべきです。

また正規のサービスに登録したアドレスが、同意した規約の範囲内で別のサービスの情報送信に用いられるケースもあります。
アドレス収集や迷惑メールのパターンなどは、『徹底解剖!迷惑メールの仕組みを全て知り、被害をなくす方法』で詳しく解説しています。

3-3.無意識のうちに配信を許可している

自分には特に心当たりがないのに迷惑メールが届くようになったとお感じの方は多いと思いますが、実はほとんど無意識のうちにメール配信を自分で許可してしまっている可能性があります。

こちらは有名な予約サイトの予約画面です。このようにメールマガジン配信についての希望を問う項目が最後にありますが、すでにチェックが入った状態になっています。これは迷惑メールを送信するものではなく危険はありませんが、このまま予約を完了するとメールマガジンが配信されるようになります。

このようにネット上で何かの申し込みをする際にメール配信を自身の操作によって許可した結果、「意図しないメール」が届いてしまっているのかもしれません。

3-4.メールアドレスを自動生成するツールが使われている

携帯キャリアのメールアドレスはドメイン(アットマーク以降の部分)が同じなので、アットマークより前の部分の文字列さえ一致すればメールを送信できてしまいます。この部分が単純な文字列であったり文字列が少ない場合は偶然の一致で悪徳業者がメールアドレスを自動生成し、迷惑メールを送り付けてくることになります。

この部分をできるだけ複雑な文字列にすることにより、リスクを軽減できます。

4.iPhoneに迷惑メールが届いた場合の正しい対処

どれだけ防御していても迷惑メールが届くことを100%防ぐことは難しいのが現状です。そこで、iPhoneに迷惑メールが届いてしまった場合にどうするべきなのかについても解説します。

4-1.基本はメールを開かず削除

迷惑メールが届いても、何もしなければ被害は発生しません。そのため開かずに削除するのがセオリーです。開くだけなら問題ないと思われる方も多いと思いますが、メールの内容によっては不快であったり恐怖を感じるような内容である可能性もあるので、やはり開かないのが無難です。

4-2.迷惑メールの中にあるリンクを絶対にタップしない

迷惑メールが「迷惑」だと言われる所以は、単に用事のないメールが大量に届くだけではありません。メールの内容に不快なもの、悪意のあるものが含まれていることによって「迷惑」と見なされているのも事実です。

この悪意の中には、ウイルス感染や個人情報の窃取など重大なリスクも含まれています。迷惑メールの中にあるリンクもそのひとつで、不用意にタップしてアクセスするとリスクが現実になってしまう可能性も十分あります。

迷惑メールの中にはamazonや楽天など実在するネットサービス大手の名前をかたるものもあり、メールの中にあるリンク先は詐欺サイトであったりするなどの事例が多数報告されています。

迷惑メールが届いても何もせず削除するのがセオリーなので、その中にあるリンクを興味本位でタップするのも好ましくありません。

4-3.心当たりのないメールの添付ファイルは絶対に開かない

迷惑メールの中にあるリンクはもちろん、添付ファイルを開かないことも重要です。添付ファイル自体がウイルスに感染している可能性が高く、不用意に開くとウイルスに感染して二次的な被害に発展する恐れもあります。

心当たりのないメールは迷惑メールの可能性が高いので、そこに添付されているファイルは絶対に開かないようにしましょう。

5.まとめ

iPhoneの迷惑メール対策と、迷惑メールが無尽蔵に送られ続ける仕組みを解説してきました。将来はともかく、当面の間は迷惑メールがなくなることはないでしょう。だからこそ、対策と知識を持つことで快適にiPhoneを使うことができるはずです。

不用意にメールアドレスを他人に知らせてしまうことも迷惑メールが届く原因になってしまうので、それも含めて自分の大切な情報や財産を守る意識を持つことが大切です。

※記事内容の利用実施は、ご自身の責任のもとご判断いただくようお願い致します。

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