Macに潜むウイルスの確認方法、4種類の被害と12の対策

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

「Macは、ウイルスに強いから大丈夫」とか「とはいえMacにもウイルスの被害があるんじゃないの」とか、Macとウイルスの関係については漠然としたイメージしか持っていない方が大半でしょう。

特に、最近のウイルスは感染に気づかれないように高度化している傾向があるので、ウイルスの存在に気がついていないだけかもしれないという不安感もあるでしょう。

そこでまず、あなたのMacにウイルスが存在するかどうかの具体的なチェック方法を使って、あなたのMacを調べてそんな不安感を解消しましょう。次に、過去の被害例や、あなたのMacに最適な強化方法を知るとMacとウイルスの関係性が明確になります。

そうすれば、不安も解消し安全快適な環境でのネットライフが楽しめることでしょう。

  1. 小手先のテクニックより一回のスキャン
  2. ウイルスによる代表的な4種類のMacの被害例
  3. あなたのMacのセキュリティを強化する10の方法+2

1.小手先のテクニックより一回のスキャン

Macを使えなくしてしまうタイプのウイルスに感染したのであれば「やられてしまった!」というのは一目瞭然です。

しかし、最近のウイルスは感染しても普段の操作に影響をあたえることがほとんどないタイプが主流のため、ウイルス感染に気が付くことは難しいかもしれません。

そのようなウイルスに感染しているかどうかWebを駆使して調べたり、色々な設定をいじってみたりしても、最終的にウイルスに感染しているかどうかよくわからず、調子も悪くなったりすることが多々あります。

素人のあなたがそんなことに時間をかけるよりも、プロのツールに頼る方がどれほど良いか。Mac向けセキュリティソフトの無料体験版をインストールしてチェックするのが手っ取り早いということもうなずけるでしょう。

実績のあるセキュリティソフトであれば、無料体験版でも有料版と同等の機能が使えますし、Windows向けのウイルスも検出してくれます。体験版日数で機能は停止しますが、そのままでも料金はかかりません。以下が代表的なセキュリティソフトの無料体験版になります。

セキュリティソフト名 体験版日数
ノートン セキュリティ(Mac版) 30日間
マカフィー リブセーフ 30日間
カスペルスキー インターネット セキュリティ for Mac 30日間
ウイルスバスター for Mac 30日間

これらのセキュリティソフトであれば体験版であっても有料版と同様にほぼ全てのウイルスを駆除することができるので、チェック後はウイルスが一掃されたと思ってよいでしょう。

ただし、体験版の使える日数は限られていますので、今後も引き続きセキュリティソフトを利用するのであれば有料版にアップグレードすることを検討する必要があります。

2.ウイルスによる代表的な4種類のMacの被害例

実際にあなたのMacがウイルスに感染したらどのような状況になるか気になる方も多いでしょう。

Macを普通に使っている場合、ウイルス感染には気が付きにくいのですが、ある日突然普段通り使えなくなったり、友人からウイルスが届いたという連絡があったりすることによってウイルス感染に気が付くことがあります。

それでは、代表的な被害例をご紹介しましょう。

2-1.SNSが乗っ取られた!

個人情報が闇市場で売られる商品になっていることは多くの人がご存知でしょう。お金になる個人情報の収集を目的とするウイルスは多く見られます。このタイプはなるべく気づかれずに多くの情報を抜き出そうとするので、発見も困難です。
個人情報の売買については、シマンテックのSecurity Response Blogに詳細が書かれています。
アンダーグラウンドの闇市場: 盗難データ、マルウェア、攻撃サービスの取引が盛況

2012年に発見された「OSX.Crisis」と呼ばれるウイルスはブラウザやメッセージアプリを使用した際に押したキーボードの履歴を記録しその情報を攻撃者に送信してしまいます。

OSX.Crisis

図1. OSX.Crisisのキーロガー機能

不幸にして、このウイルスに感染した状態でSNSにログインした場合、ログイン情報が記録されて、攻撃者に送信されてしまうことになります。この情報を受け取ったウイルス作者が自分で不正ログインするか、闇市場に販売してしまうと、SNSは乗っ取られてしまい、勝手な投稿をされる危険性があります。

もし、乗っ取られたSNSにウイルス感染につながるような投稿をされてしまったら、スパムメールなどと異なり「知っている人」からというだけで警戒レベルを下げてしまい、二次被害を起こしやすくします。

被害者から加害者になってしまう危険性があります。

2-2.メールのやり取りが流出!

OSX.Sabpab」と呼ばれるウイルスは、スクリーンショットを撮影して外部サーバへ送信するタイプのウイルスです。

キーボードの履歴をそっくり記録されるほど危険ではありませんが、画面を見知らぬ他人に覗き見される事は、かなり恥ずかしい事態ですよね。

例えば恋人とのメールやメッセージの画面を撮影されて公開されてしまい、それを知人に読まれてしまうことを想像すると、内容によっては非常に恥ずかしい思いをする可能性があります。

2-3.やばい、Macが使えなくなった!

ウイルス感染に気がつかないタイプがある一方で、感染するとすぐにわかるタイプもあります。

「ウイルスが見つかったので、有料版を購入してください」という表示が画面に出て購入画面から抜け出せなくなったらどうしますか? これは無料の「MACDefender」とか「MacProtector」と名乗る偽セキュリティソフトをインストールした際に起こった実例です。

この不正ソフトはあなたのMacをロックして、ロック解除のための代金を要求することを目的としたものです。

MACDefender

図2. MACDefenderの偽感染警告画面

偽セキュリティソフトをインストールしてしまい、Macがロックされてしまうと正規のセキュリティソフトをインストールすることもできないため、元の状態に戻すのは非常に困難です。

もちろん、画面通りにお金を支払ったからといってロックが解除されるかどうかは分かりません。

逆に、クレジット番号を入力してしまうと闇市場で売買されてしまうため、クレジットカードの不正利用といった、金銭的被害が発生する可能性があります。

無料であっても、知らないブランドのセキュリティソフトは使わない方が賢明です。また、有名なソフトであったとしても、知らないサイトからダウンロードするものは偽物の可能性もありますので十分にご注意ください。

こういったMacを人質として身代金(ransom = ランサム)を要求するような動作を行うものは「ランサムウェア」と呼ばれています。

2-4.Windows向けウイルスを友人にばらまいちゃった!

Windows向けウイルスは、Macユーザーのあなたにとって他人事ではありません。

なぜならば、Windows向けウイルスはあなたのMacには脅威となりませんが、あなたの周りのWindowsユーザーにとっては、脅威以外の何物でもないからです。

例えば、メールを転送する、USBメモリを使ってファイル共有するなどした時、あなたのMacを媒介としてWindows向けウイルスをばらまく可能性があります。

このように、Macユーザーは、Mac向けのウイルスだけではなく、Windows向けウイルスの存在も考慮する必要があります。

ウイルスに感染する被害にばかり目を向けがちですが、加害者にもなり得るということを忘れないようにしましょう。

3.あなたのMacのセキュリティを強化する10の方法+2

Mac向けセキュリティソフトウェアはウイルスを見つけて一掃するだけではなく、ウイルスを寄せ付けない機能を備えていますが、それだけでは十分とはいえません。

まずは、『被害の前に!macを買ったら絶対にやるべき10の無料セキュリティ対策』を参考にして以下の10の方法を試してみてください。

  1. OS Xは常に最新のセキュリティアップデートを行う
  2. ブラウザも最新版にすることが重要
  3. Apple以外から提供されているJava、Flashは常に最新の状態に
  4. ブラウザのJaveをオフ
  5. 不正アクセスを防ぐためにファイアウォールを設定
  6. あやしいファイルを分かりやすくするためにファイルの拡張子を表示
  7. ログイン時のパスワード入力とスクリーンロックの設定
  8. Mac内のデータを暗号化するFileVault2を有効に
  9. 無線LANの暗号化形式は「WEP」以外を選ぶ
  10. 紛失した時に自分の連絡先を表示する

加えて、ここではさらに2つの方法を紹介します。

3-1.アプリケーションのインストール時に見慣れない警告画面が表示されたら注意する

見慣れない警告画面が表示されるということは、アプリケーションがAppleのセキュリティ基準に則って作成されていない可能性があります。

AlertScreen1

図3. 見慣れない警告画面例

通常、Mac App Storeや確認済みの開発元から提供されたアプリケーションであれば、Appleのセキュリティ基準に則って作成されているものがほとんどです。

試しに、システム環境設定の「セキュリティとプライバシー」の設定画面にある、一般タブを開いてみてください。

Mac_App

図4. ダウンロードしたアプリケーションの実行許可設定画面

「Mac App Storeと確認済みの開発元からのアプリケーションを許可」が選択されていれば、Appleのセキュリティ基準に則って作成されていないアプリケーションをインストールしようとした時に、アラート画面が表示されます。

もし、別の部分が選択されていたら、左下隅のカギのアイコンをクリックして、管理者の名前とパスワードを入力し、パネルのロックを解除して設定しなおしましょう。

どうしても開発元が不明のアプリケーションをインストールする必要がある場合は、細心の注意をはらって、インストールするようにしましょう。使う必要が無くなったらアンインストールすることも検討してください。

3-2.リンクをクリックしようとした時に見慣れない警告画面が表示されたら注意する

Webサイトをクリックしているときに、見慣れない警告画面が表示されることがあります。

AlertScreen2

図5. 見慣れない警告画面例2

このような画面が出てきたときは、信頼できないサーバにアクセスしようとしている可能性大です。

「君子危うきに近寄らず」と言います。絶対に接続しないでください。

4.まとめ

実績のあるセキュリティソフトの無料体験版を使えば、あなたの漠然とした不安感はたちどころに解消することでしょう。その上で、過去の被害例から傾向を知り、Macに最適な強化方法を知るとMacとウイルスの関係性が明確になります。

後は、あなたが「Macにはウイルスが存在しない」という幻想を捨てて、日頃からセキュリティに対する意識を高め、然るべき対策を講じておく必要があると肝に銘じておけば、不安も解消し、周りに迷惑をかけず、安全快適な環境でのネットライフが楽しめることとなります。

(注) 本文中「マルウェア」の方が適切な部分が多々ありますが、あえて「ウイルス」という単語を使用している箇所があります。

※記事内容の利用実施は、ご自身の責任のもとご判断いただくようお願い致します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Mac版『ノートンセキュリティ』 30日無料体験版をダウンロード
ノートンセキュリティ

近年、ネット犯罪が増加し、様々なトラブルが発生しています。 「Macは安全。自分には関係ない話だ」と思いきや、知らず知らずのうちにウイルスに侵される例も少なくありません。

  • Mac内の重要なデータが勝手に暗号化され開けなくなってしまった上に、暗号化を解除するための代金を要求された
  • 自分のSNSアカウントから、勝手に投稿されたり、メッセージの送信がされていた
  • 無料のソフトをインストールしたら、Macがロックされて動かなくなってしまった。
  • ファイルを共有したら他人のWindowsマシンがウイルスに感染してしまった

MacはWindowsと比べセキュリティソフトが入っていないケースもあるため、犯罪者はMacもターゲットにしています。 ノートンのセキュリティソフトは、20年以上の実績と最先端のテクノロジーで、未知の新しい脅威からも、あなたのパソコンをしっかり守ります。 不安であれば30日間の無料体験版で一回だけでもスキャンをオススメします。