Windows、Mac共通|Thunderbirdのバックアップ&移行マニュアル

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普段使っているThunderbirdには大切なメールが多く保存されているので、“すぐに”“簡単に”できるバックアップ方法があったら便利ですよね。

メールは自分だけが管理をする個人的なデータなので、一度失ってしまうと世界のどこにも代わりはありません。そのため「バックアップをしておかねば!」と誰もが一度は考えるものですが、その方法が意外に難しく感じたり、面倒に感じたりして、実践している人は少ないかもしれません。

この記事では、Thunderbirdのバックアップ&復元方法を誰でも簡単にできるよう解説していますので、まずはやってみてください。きっと意外と簡単であることがわかるはずです!

1.Thunderbirdのメールはバックアップできる
・1-1.定番のメーラー、Thunderbird
・1-2.メールバックアップの重要性
・1-3.パソコン買い換え時の移行にも役立つバックアップ
2.Thunderbirdのバックアップ方法 Windows編
・2-1.アドオン「ImportExportTools」を利用してバックアップ
・2-2.ImportExportToolsのインストールと組み込み
・2-3.ImportExportToolsによるバックアップと自動化設定
・2-4.ImportExportToolsによる復元
・2-5.ImportExportToolsによるデータ移行
・2-6.定期バックアップを自動化する
3.Thunderbirdのバックアップ方法 Mac編
・3-1.メールデータの探し方
・3-2.メールデータのバックアップ
・3-3.メールデータの復元
・3-4.異なるMacへのデータ移行
4.まとめ

1.Thunderbirdのメールはバックアップできる

1-1.定番のメーラー、Thunderbird

数ある電子メールソフト(メーラー)の中でも高い人気を誇っているThunderbird。人気の理由は無料で利用できるソフトでありながら多機能で動作が安定していること、さらに迷惑メールの検出機能やセキュリティ機能の充実などが挙げられます。

Mozilla Foundationが開発しているということで、同じ開発元が公開している人気ブラウザ、Firefoxとの相性が良いことも人気の理由です。

それともうひとつ、Thunderbirdはメールのバックアップが比較的簡単であるということにも注目です。メールという極めて重要な個人データは一旦紛失してしまうと取り戻すことが困難なのでバックアップが欠かせませんが、そのバックアップ手順がThunderbirdは他のメーラーと比べて手軽であることは大きな魅力です。

1-2.メールバックアップの重要性

封書やハガキなどといった手紙類のことを私信といいます。電子メールも分類上は私信に当たるので、第三者が勝手に閲覧や返信をすることは許されません。極めて個人的な情報であるがゆえに利用している本人がデータを喪失してしまうと取り返しがつかず、大切なメールも含めてすべてを失ってしまいます。

そこで有効なのがバックアップです。幸いにもThunderbirdはアドオン(後から追加できる拡張機能)によってバックアップ機能を追加可能で、フォルダ構成も含めて丸ごとメールデータを保存できます(詳しくは後ほど説明します)。

二度と取り戻すことができない事態を引き起こす前に、メールのバックアップ体制を整えておきたいものです。

1-3.パソコン買い換え時の移行にも役立つバックアップ

メールデータのバックアップは、パソコンの買い換えや新規追加の際のデータ移行にも役立ちます。それまで使っていたパソコンでThunderbirdのメールデータをバックアップ、新たに使い始めるパソコンにThunderbirdをインストールした上でバックアップしておいたメールデータをインポートすれば、これまでのメールを失うことなくスムーズな移行が完成します。

パソコンの移行は少なくとも数年に一度はあることなので、そのためにも通常使うメーラーをThunderbirdにしてバックアップ体制を整えておくと便利です。

2.Thunderbirdのバックアップ方法 Windows編

2-1.アドオン「ImportExportTools」を利用してバックアップ

Windows版のThunderbirdには、ImportExportToolsというアドオンがあります。これはメールデータのインポートとエクスポートができるもので、他のメーラーからメールデータを移行するために使われることも多いアドオンです。

Windows Live メールなどのメーラーからThunderbirdに移行する際にも便利なので、別のメーラーからThunderbirdへの移行を検討している方にとっては2回お世話になるアドオンです。

2-2.ImportExportToolsのインストールと組み込み

ImportExportToolsは、公式サイトからダウンロード可能です。ここで「今すぐダウンロード」をクリックして、任意の場所にダウンロードしてください。

thunderbird-backup-01

ダウンロードが完了すると、以下のファイルが保存されます。

thunderbird-backup-02

これはアドオンなので、このファイルをダブルクリックしても開けません。Thunderbirdを起動して、アドオン追加の操作をします。

Thunderbirdのウインドウ右上にある三本線のボタンをクリック、そこから「アドオン」を選択してアドオンマネージャを開きます。

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アドオンマネージャの右上付近にある歯車アイコンをクリックして、「ファイルからアドオンをインストール」を選択します。

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先ほどImportExportToolsをダウンロードした場所を指定、以下のウインドウが表示されたら「今すぐインストール」をクリックします。

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画面上部に「再起動後にインストールされます」という文言が表示されるので、その右側にある「今すぐ再起動」をクリックしてThunderbirdを再起動します。これでインストール完了です。

2-3.ImportExportToolsによるバックアップと自動化設定

Thunderbirdからエクスポート(出力)によってメールデータをバックアップします。メールアカウント名の部分を右クリックして、ImportExportToolsを選択します。

その右側にさらにメニューが表示され、「すべてのフォルダをエクスポート(フォルダ構成を含む)」をクリックします。受信トレイの下にフォルダを作ってメールを整理している場合はフォルダ構成を保持したままのバックアップをおすすめしますが、特にフォルダ構成を変えていない場合は「すべてのフォルダをエクスポート」で構いません。

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バックアップデータを保存する場所を尋ねられるので、保存したい場所を選んで「フォルダの選択」をクリックするとバックアップが始まります。

ここではフォルダ構成ごとバックアップをしたので、以下のように受信トレイやごみ箱フォルダが作成され、その中にフォルダごとのメールデータが保存されています。

thunderbird-backup-07

複数のメールアカウントを設定している場合は、アカウントごとに同じ操作を行ってください。

この場合、保存する場所はフォルダを作って分けておかないと同じ名前のファイル(受信トレイなど)が上書きされてしまうので注意してください。

2-4.ImportExportToolsによる復元

バックアップしておいたメールデータを再びThunderbirdに復元するには、ImportExportToolsのインポート機能を使用します。復元したいアカウントを右クリック、ImportExportToolsのメニューから「mboxファイルをインポート」を選択します。

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インポート方法の選択メニューに遷移するので、ここでは上から2つ目の「サブフォルダを含む単一または複数のmboxファイルをインポート」を選択します。

これにより、アカウント内に作られていた階層構造が丸ごと復元されます。

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次に復元するバックアップファイルの選択画面になるので、ファイルを選択してください。

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この状態で「開く」をクリックすると、バックアップファイルからメールデータが復元されます。

2-5.ImportExportToolsによるデータ移行

2-4.で解説したバックアップの手順では同じパソコンにメールデータを復元しましたが、買い換えたパソコンなどにThunderbirdのメールデータを全て移行する場合は、以下の流れになります。

  1. 移行前のパソコンでバックアップデータを保存
  2. 移行先のパソコンにThunderbirdをインストール
  3. 移行先のパソコンでThunderbirdにImportExportToolsをインストール
  4. バックアップデータをUSBメモリやDropboxなどで移行先のパソコンにコピー
  5. 移行先のパソコンで2-4.の手順を行い、フォルダごとにメールデータを復元

2-6.定期バックアップを自動化する

ImportExportToolsには、自動バックアップ機能があります。あらかじめバックアップの間隔などを設定しておくと以後は自動的にメールデータがバックアップされるので、ぜひ設定をしておきましょう。

Thunderbirdの右上にある三本線のボタン→アドオンの順にクリック、アドオンマネージャを開きます。アドオンマネージャでImportExportToolsの右側にある設定ボタンをクリックします。

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「バックアップ」タブをクリックすると、バックアップ設定ウインドウが表示されます。

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バックアップウインドウでの設定は以下の通りです。

  • バックアップ設定のチェックボックスにチェックを入れると設定が有効になり、その右にある間隔に従って自動バックアップされるようになります。
  • その下の欄でバックアップデータの保存場所を選びます。
  • 「すべてのプロファイル内ファイル」を選択しておくと、Thunderbirdのメールデータが階層構造ごと保存されます。

3.Thunderbirdのバックアップ方法 Mac編

3-1.メールデータの探し方

Mac版Thunderbirdでメールデータをバックアップするには、メールデータが保存されているフォルダのデータを丸ごと保存するという方法を用います。

メールデータは、「ライブラリ」→「Thunderbird」→「Profiles」→「任意の文字列.default」の階層にあります。この任意の文字列はインストールしているパソコンによって個別の文字列が英数字で入ります。

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3-2.メールデータのバックアップ

「任意の文字列.default」のフォルダ内にメールデータが入っているので、バックアップをする場合はこのフォルダを丸ごと別の場所にコピーします。

「任意の文字列.default」フォルダを選択した状態でcontrolキーを押しながらクリック(右クリックと同じ操作です)、「任意の文字列.defaultをコピー」を選択してクリップボードにコピーします。

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後はメールデータをバックアップしたい場所にペーストするだけです。あくまでもバックアップなのでThunderbirdと同じ記憶デバイスではなく、外付けハードディスクやオンラインストレージなど、別の場所に保管することをおすすめします。

3-3.メールデータの復元

バックアップしておいたThunderbirdのメールデータを復元するには、3-2.の手順で保存しておいたバックアップデータを元の場所に戻せばOKです。この時、保存してあるバックアップデータの「任意の文字列」と、元に戻そうとしているフォルダの「任意の文字列」が一致していることを確認してください。

3-4.異なるMacへのデータ移行

Mac同士でThunderbirdのメールデータを移行する場合は、3-2.の手順でバックアップしたメールデータを新しいMacに移す作業を行います。

その流れは、以下の通りです。

  1. 移行前のMacでバックアップデータ「任意の文字列.default」フォルダをUSBメモリやDropboxなどに保存
  2. 移行先のMacにThunderbirdをインストール
  3. 移行先のMacで「ライブラリ」→「Thunderbird」→「Profiles」→「任意の文字列.default」を探す
  4. 移行先のMacでは「任意の文字列」が異なるため、この文字列をコピーする
  5. USBメモリやDropboxなどに保存した「任意の文字列.default」フォルダ名は移行前のMacで付けられていた文字列のままなので、ここに移行先の文字列をペーストする
  6. 移行先の文字列に変更した「移行先の文字列.default」フォルダを、移行先のMac内にある同じ場所に移す

4.まとめ

Windows、Macのそれぞれで高い人気を誇るメーラー、Thunderbirdのバックアップ方法を解説しましたが、意外に簡単と思っていただけたのではないでしょうか。バックアップとは、万が一の事態にそなえるための日常作業です。そのため簡単であることが大切なので、極力シンプルな手順で解説しています。

メールデータは極めて個人的な情報なので、万が一失ってしまうと取り返しがつきません。そうなる前に、定期的なバックアップを行って大切なメールを失わないようにしましょう。

※記事内容の利用実施は、ご自身の責任のもとご判断いただくようお願い致します。

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